第621回 2009年10月04日号

■ 母からの贈り物 ■

今日のストーリーテラーは、Oさんです。
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母のお葬式の後、
私は、母の部屋で、ぼんやりとしていました。
すると、部屋の隅に
母がいるのです。
あまりにも、はっきりしているせいなのか、
その時は、母が亡くなった事を
意識しませんでした。
母は、私のそばに来て、
母のタンスを開けてほしいと言いました。
私は、母の言うように、
2段目のタンスを開けると
その底を探すように言われました。
タンスの底を探すと、
ルビーのネックレスが出てきました。
母は、にっこり笑って
それは、贈り物だと言いました。
私は、それを手の中に入れていると
涙が出てきて、止まりませんでした。
その時に、母が亡くなったという事が
私の中で、理解できたようでした。


第622回 2009年10月16日号

■   夢   ■

秋吉は、あまり夢を見ないのですが、
今回不思議な夢を見たので、そのお話をさせていただきます。

夢の場面は、私のベッドルームそのままです。
私はベッドに横になって寝ていました。
私のベッドの横に女性が急に表れて
その女性が私のベッドの横に立ち、
何やら、ぼそぼそと言っているのです。
なんとなく、言っている意味は分かるのですが、
私には、どうしようもありません。
その女性はもっと近づきたかったらしいのですが、
私の横には、退魔猫がいるので
一定以上は、近づけないようでした。
そして、何か言い終わったのか去って行きました。
目が覚めた時も、夢かうつつかという感じでしたが、
夢と現実の場面があまりにも一緒でした。


■  予知夢  ■

私の母は予知夢をたびたび見ます。
中でも印象深いのは、
今から30年ほど前になりますが、
母が当時働いていた会社の社長さんが
亡くなった時にみた夢です。
夢の内容は母が働いていた会社の正門から
りっぱな霊柩車が入ってきたそうです。
その夢が何を暗示しているのか、
夢から覚めた時はわからなかったそうです。
しかしその年の秋、
旅行先で社長さんが急逝され、
会社葬が行われた時の光景は、
夢と全く同じものだったそうです。
母はとてもショックを受けたようで
今でも時おりその夢のことを語ります。


第623回 2009年10月21日号

■   高圧電線   ■

家相では、高圧電線の近くや
電信柱の近くの家は止めたほうがいいと言います。
まさに、それに出会った方のお話をしましょう。
その人、かえでさん(仮名)の
前に住んでいたところは、
高圧電線の近くだったそうです。
そして、時々、その高圧電線横に留まっている人を
見かけたそうです。
遠目でみていたので、
工事関係の人かなと思っていたそうですが、
ある日、
その人が、だんだん近くに近寄ってきたそうです。
その近づき方が、実に妙なのだそうです。
身体をゆらゆらさせながら、
歩いてというより、宙に浮いているような
歩き方だったそうです。
近づいてくるのが、
普通の人間でないのが、何となくわかったそうですが、
身体がこわばって、動けない、たぶん、そう・・。

そして、その妙な歩き方をしていた人は、
かえでさんの前の板塀に消えていったそうです。
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幽霊よりも怖い?!・・・・天井のゴキブリ
夜ベッドに寝ていて、ふっと、夜中に目が覚めると
外から入ってきたのか、天井にゴキブリ1匹
さすがに、寝られなくなって、
マジックリンをかけて、退治しました〜〜〜。


第624回 2009年10月25日号

■ 接触 ■

今日のストーリーテラーは、T・Iさんです。
私が、買物の帰りにふと、
<〇○さん、最近会ってないけど、どうしてるんかな?>
と思い、家に入った途端、電話が鳴りました。
その電話は、私がさっき、どうしてるかなと思った
○○さんでした(@_@)
また、
アドレスを交換しようといいながら、
お互い忙しくしていたので、
私は、相手に手紙を書き、
相手の家のポストに
入れようとしたのですが、
見つからず、あきらめて
帰りかけていたら、
その人と偶然に会ってしまいました。


第625回 2009年11月02日号

■  足跡  ■

今日のストーリーテラーは、Lさんです。
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私の祖母の家は、冬になると、雪が降り積もります。
もちろん、屋根の上にも
しっかり、雪が降り積もります。
そんな土地柄で、大雪の降った日でした。
父が祖母の家の屋根の雪下ろしをする為に
大屋根に上りました。
大屋根に上った父が
屋根の上から、
「誰か屋根に上ったか」と言ったそうです。
その時は、
祖母と私と父だけで
他にはだれも家にいませんでした。
私は父が大屋根の上から何を言っているのか
よくわからなかったので、
大屋根に上がってみました。
すると、大屋根の上に
長靴で歩いたような足跡が
屋根の上をまたいで、隣の池の手前までありました。
早朝の事で、屋根に上った者はいません。
さて、あの足跡は・・・・誰???


第626回 2009年11月08日号

■  影  ■

今日のストーリーテラーは、マムマムさんです。
≒≒≒≒≒≒≒≒≒

私が前に住んでいたマンションの部屋に
どうしても、考えられない影が映るのです。
引っ越してきた当初は
引っ越し荷物が部屋中にあって、
影が映る事に気が付きませんでした。

荷物もある程度
片付いてホッとしていた時に
西日が差してきました。
そして、その西日にあたった私の影は
細く長く伸びる筈なのですが
その影は、丸く影が映ったのです。
私の立ち位置も変えましたが、
影は丸くついてきました。
その部屋は、何となく気持ち悪く
2ヶ月後、引っ越ししました。
そして、何故か、
家主さんは、保証金を全額返してくれました。


第627回 2009年11月16日号

■  白いカーテン  ■

今日のストーリーテラーは、Kさんです。
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私が小学校に通っていたころ、
窓際に白いカーテンがかかっていました。
ある日、日直で
朝早く学校に行きました。
教室に入ると、
誰もいる気配がなく、
なぜかホッとして、そのまま
窓のほうに目線をやると、
白いカーテンのそばに
クラスメイトのAさんが立っていました。
白いカーテンは、
窓も開いていないのに、ひらめいて
そのまま、Aさんはカーテンの揺らめくままに
かき消えていきました。
Aさんのお葬式は2日前でした。


第628回 2009年11月29日号

■  女の子  ■

今日のストーリーテラーは、Uさんです。
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数年前の事です。
車で出先からの帰り
地元の大型デパートの前まできました。

道路が込んでいて、
なかなか進まない中で、
その大型デパートの事がとても気になりました。
デパートに行く理由は、なかったのですが、
とにかく気になります。

その頃の私は無職で、
あまり無駄遣いはしたくないし、
家に帰れば見たいTV番組もありました。

でもとても気になるのです。

あまりに気になるので、
デパートの中にある大好きな書店を一回りして帰ろうか、
と駐車場に車を止めて下りたところで、
10歳くらいの女の子に呼び止められました。
話を聞くと、
両親とそのデパートで待ち合わせのつもりが
連絡がとれず、お金も無く、
バスも運行時間を過ぎていて
自宅に帰るすべがないとのこと。
同じ町内でしたので、
私が自宅に送り届けました。

守護霊さまとか、もしいるのなら、
こんなときに本人に代わって
誰かを呼んでいるのかも・・・・・


第629回 2009年12月01日号

■ 目がくるくる  ■

今日のストーリーテラーは、T・Iさんです。
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昨日、美容院に行きました。
店長が私の担当です。
最初、店長は、にこにこしながら、
今日はどうしますか?と髪型の話をしていました。
ふと、店長が私の右横に来た時に
アレ(>_<)店長でないと私は、感じたのです。
顔を見ていないですが、雰囲気的に・・・
そんな感じが・・・


店長  <Iさん、人は、いつかは亡くなるし、
    このことだけはどうしても、割り切れませんが、
    仕方ないですね>

と話したのです。

Iさん <店長、どうして、そんな話するの?>

店長  <私、何を言うてるんやろ、
     口から勝手に言葉がでてきて・・・>
     亡くなった知人が、店長の口を借りて、
     私に語りかけていたんですね〜

店長も私もびっくり (@_@)
しばらくして、今度は私が店長に話しだしていました。

     <ふと、頭に光景が浮かんだ時、
      例えば、この電車は、やめて次にしようとか・・・・
      突然、頭に浮かんだ時は、
      誰かが教えてくれてはるから
      従ったほうが良いよ>

と、
すると店長が私の話に目をクルクルさせて、
店長が次のように話しだしました。
昨日の仕事の帰り、いつもの道を自転車で走っていたら
急にこの道行くの止めようかなと思ったんで、
でもいつも走る道やから大丈夫とそのまま行ったら
もう少しで車に撥ねられそうにになったと。

店長も私も、二人とも今日は、何か驚いた日でした。



第630回 2009年12月04日号

■ 後ろからの足音  ■

今日のストーリーテラーは、K・Oさんです。
*‥・**☆ー‥・‥・*‥・**☆

私の先輩が退職すると言うので
その日は、飲み会になりました。
私は、飲み過ぎて、
最終電車に乗る破目になりました。
いつもは、母に駅まで車で迎えに来てもらうのですが、
その日は、祖母が病気で
家にいなくて、
私は歩いて帰らなければなりませんでした。

100メートルほど歩いて、
右に曲がると、人影が見えました。
その人は、うずくまっているように見えました。
私が「大丈夫ですか」と声をかけると
無言でうなずきました。

私は大丈夫だと思い、歩き去りました。
しばらくすると、後ろに何か、気配がしました。
でも、後ろを振り返ると誰もいません。
そこから街灯のない道がしばらく続くのです。
私は、足早に歩きました。
すると、ヒタヒタと足音が聞こえるのです。
後ろを振り返ると、誰もいません。
私は怖くなって、もっと足早に歩きました。
また、ヒタヒタと後ろから足音が聞こえるのです。
私は怖くて仕方がないのですが、後ろを振り返りました。
やはり、誰もいません。
もう、怖くて、家まで走って帰りました。

次の日、母にその話をすると、
数日前に、その場所でひき逃げ事故があったそうです。
その人は、数時間後死亡したらしいのですが、
犯人が捕まっていないと、母から聞きました。