第631回 2009年12月07日号
■ コスモス ■


今日のストーリーテラーは、S・Sさんです。


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私が親友からもらったコスモス、

そのコスモスのお話です。


私が、ある時、転勤になりました。

その親友は、荷物になるけれど

貴方が一番好きな花なので、持っていってほしいと

渡されたのが、コスモスでした。

秋も深まって冬に近くなるころ、

私も転勤先で忙しさにかまけていて

そのコスモスに水をやるの忘れていました。

気がついた時には、

殆ど枯れていて、親友に済まないと思いましたが、

また、忘れてしまってベランダに放置していました。

ある寒い冬の朝、

ふと、ベランダに目をやりました。

そうすると、あの枯れかけていたコスモスが

咲いていたのです。

私は、そのコスモスを見ていると

目に涙が一杯になって

そのまま、自然に親友に電話をしました。

電話に出たのは、

親友のお母さんで

親友は、昨日に事故に遭って死んだと聞かされました。


第632回 2010年12月10日号
■ 怖いという感覚 ■


今日のストーリーテラーは、Y・Oさんです。


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しばらく、お世話になった不動産業の人から
ある別荘の留守を預かりました。


その期間、3日間でした。


その別荘は、山の中の一軒家で
周りに何もありません。

だからと言って、私は
山の中の一軒家が怖いというわけではありません。


その預かった別荘に、一人でいると、
怖くて仕方がないのです。


ただ、怖いのです。


音がするとか、
幽霊が出るというわけではないのですが、
一人でいると、ただ、怖いのです。




後でその別荘の事を聞くと
その別荘に住んだ人々は、
うつになったり行方不明になったそうです。


そして、その最後の持ち主、
その人本人は、
その別荘に住んだ事はないらしく


理由は言わないそうですが
結局その家を売却する事を止めたそうです。


第633回 2009年12月13日号
■ 家 ■


今日のストーリーテラーは、I・Fさんです。


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I・Fさんは、定年になったら、

家庭菜園をしながら、

のんびり暮らそうと思っていました。

知人の不動産業者から

良い出物があるから、見に行くか?と誘われ

ある農家に行きました。

その農家は、風情があり、

私(I・Fさん)の望んでいたような家でした。

ふと、左側を見ると、

その家の横手に、今にも倒れそうな祠がありました。

あれは?と不動産業者にいうと、

書類を見ながら

あれは、この物件に入っていないね〜

お隣のものだと不動産業者は、言いました。

しかし、何故か、気になりました。

奥に入って行くと、自分の気に入った間取りで

雰囲気もあり、少し気持ちが動かされました。

家の裏手には、庭があり、

す〜と周りを見回して、石がところどころに

置いてある事に気がつきました。

始めは、花壇の為の石かな?と思いましたが、

見ていると、

その石は、イギリスのストーンヘンジを彷彿させました。

きっと、何かを封じてあるのでは・・・そう思うと、

今までの気持ちがすっと覚めて

その家を後にしました。


第634回 2009年12月18日号
■ 黒い影 ■


今日のストーリーテラーは、Y・Hさんです。


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私がパソコンでメールを打っていた時の事です。

急に、キーンという異音がしたかと思うと、

部屋が急に暗くなった感じがしました。

ちょうど、晴天の明るい空に雲がでて

陰ったような感じです。


すると、向かいにある椅子に

黒い影が見えました。

目を瞬くと、その黒い影が

その椅子から立ち上がったような感じで移動し

向こうの方に行きながら掻き消えていきました。

その事があってから

真夜中にメールをするのを止めました。


第635回 2009年12月22日号
■ トンネル ■


今日のストーリーテラーは、Y・Gさんです。


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怖いもの見たさで、
あるトンネルに友達総勢4人で
行きました。

私は、霊感と言うものを感じた事が無いし、
ただ友達との付き合いのつもりで
ドライブに行きました。

まさか、その噂のトンネルを歩くとは
思わなかったのです。

その噂のトンネルの10メートルほど手前で
車が止まりました。

エンジンの故障です。


みんなは、顔を見合わせましたが、
携帯もある事だしと
携帯電話をかけると、
全員の携帯電話が通じないのです。

あの時の圏外ほど
むなしいものはありません。

そんな時、Kさんが
トンネルを抜けたところに
公衆電話があったはずだと言いました。

仕方がないので、私とKさんが
トンネルを歩いて抜ける事になりました。

その時の心境は言いようがありません。

確かに、トンネルを抜けたところに
公衆電話があったのですが・・・・。


トンネルを抜けたところで
携帯電話が突然鳴りだし、
車に待っている運転手の
Hさんからの携帯でした。

車のエンジンが掛かったから
そちらに行くと言うことでした。


しばらくして、車は到着し、私とKさんは
車に乗り込み、そのまま車は走り続けました。

Hさんの家に着くと
お互いほとんど無言でその日は、
Hさんの家に泊まりました。

次の日、車を見ると、
バンパーに引っかき傷がいくつも付いていました。


そして、みんなの携帯電話が
落としたり、
乱暴に取り扱ったわけではないのに、
それぞれ故障し
使えなくなりました。


私自身、新しい携帯電話を購入した時、
携帯電話の番号もメールアドレスも変えました。


第636回 2010年01月01日号
■ 花屋 ■


今日のストーリーテラーは、T・Iさんです。


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ある花屋さんで花を買うと

翌日、何日前に買った ( ̄- ̄?

と思うくらい枯れが、ひどいのです。


日にちを開けて買ってみたのですが、

やはり同じように枯れました。


ある日、美容院の店長さんにその話をしたら、

「その話、他の人にも数回聞きましたよ」

と、他の皆さんも同じ体験をしているようなのです。



そこは、○△○△の中のお店で

名前は言えませんが

複雑な建物でもないのですが(>_<)

美容院の店長さんが、御主人と待ち合わせて、

中々会えなかっり・・・。


美容院の店長さんは、

「私は、この店にしか、売ってないものがあって

買ったら、直ぐに出ます。

あまり長居したくないんです。」


感の鋭い店長さんも

あまり、行きたくないお店だそうです。


(゜_。)?  ( ̄- ̄?  \(>_<)/


第637回 2010年01月05日号
■ 石 ■


今日のストーリーテラーは、S・Yさんです。


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ある時、数人の友達と

アウトドアを楽しみました。

慣れない、ご飯作りも楽しみになって

空いた時間に

その場所にある、川に足をつけて

遊んでいました。

足をパシャパシャやっているうちに、

何か川に目線を感じました。

その目線のある川の流れを見ていると、

石がありました。

その石は、直径30センチくらいある

それなりに大きな石です。

その石のでこぼこが、顔の形になっていました。

目線を感じたのは、その石でした。

その石に、自分の目が釘付けになった時、

友人に声をかけられました。

その同時に、

その石は、ごろんと横に転がりました。

川の流れと比較して、

転がるような石ではありませんでした。

そして、その場に合わない声が聞こえました。




(゜_。)?  ( ̄- ̄?  \(>_<)/


第638回 2010年01月11日号
■ 真夜中の海岸 ■


今日のストーリーテラーは、K・Hさんです。


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その日は、私の誕生日で

彼と海岸に

ワイン1本を持って、

話し込みながら

飲み過ぎてしまいました。

私と彼は、しばらく眠ってしまったようで、

時計を見ると、真夜中になっていました。

頭は、飲み過ぎで少しズキズキしていましたが、

酔いは、すっかり醒めていました。

そのうち、向こうの方から

ザッ、ザッと、砂を踏みしめながら

歩いてくる音が聞こえました。

こんな時間に歩いている人がいるんだと

思った瞬間、身体の血が一変にして、

冷え込んだ感じがして

この音、おかしいと思い

横に座っている彼の顔を見ると、

彼は音の聞こえるほうを見て

顔が凍りついていました。

砂を踏みしめるザッ、ザッという音は、

私たちの方に近づき、一番近づいた時に

その音は私たちの回りを回り、

やがて、去っていきました。

呪縛が解けたように、

私たちは、その海岸から飛び出すように帰りました。


その彼とは、あんなに仲が良かったのに、

別れてしまいました。


(゜_。)?  ( ̄- ̄?  \(>_<)/


第639回 2010年01月15日号
■ 誰? ■


今日のストーリーテラーは、Y・Kさんです。


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Y・Kさんは、

前回キーポイントに来られた時に

「あわててはいけませんよ、

特に信号渡る時には、注意してくださいね」

と秋吉に言われたそうです・・。

そういうわけで、Y・Kさんは、

普段注意をして、あわてないように

しておられたそうです。

ところがその日、

どうしても、時間に遅れていて

あわてていたそうです。

信号の色も見ずに

歩道の段差を一歩踏み出しそうになった時に

赤い服を着た女の子が目の前を横切ったので、

その段差に一歩出しそうになった足を

引っ込めたそうです。

その瞬間、

軽トラックが目の前を通ったそうです。

え、あの女の子は?と

Y・Kさんは、思ったそうですが、

軽トラックの運転手さんは、

Y・Kさんに向かって、「危ないだろ!」

と一言、捨て台詞を残して立ち去って行ったそうです。

Y・Kさんには、赤い服を着た女の子が見えたのですが、

本当は、いなかったようです。

あの女の子は、誰だったんでしょう 




(゜_。)?  ( ̄- ̄?  \(>_<)/


第640回 2010年01月20日号
■ 塩 ■


今日のストーリーテラーは、T・Iさんです。


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昨日の事です。

昨日の朝6時に主人と、

遠方の葬式に参加する為、車で出ました。

行きに事故を2件見ました。


インターチェンジでトイレ休憩の為に

私は、バッグと補助鞄を

しっかりとした台に置きました。


ちょうど台が後ろ向きで

補助鞄だけ、バサッと落ちてしまい、

変やな〜と、嫌な感じがしました。

そして、手を洗って顔を見たら

左側の頬のあたりが腫れていて、

塩を持たないで出たことに、

がっくりしました。

帰りも2件事故を見てしまい

家に帰っても顔は、腫れていました。


気持ちをしっかり持って

疲れもあり寝てしまいました。


翌朝、顔を見たら

腫れは、消えていました。


今日からは、<塩>を忘れずに持ってます。