第721回  2011年3月11日発行
■ 地山謙 ちざんけん 15 ■


イーチャンタロットでは、謙(けん)のカードです。

イーチャンタロットの上に易の卦の象意が描かれています。

易では、 地山謙 ちざんけん です。

謙は、謙虚にする事です。

卦は、下の卦が山、上の卦が地です。

つまり、地の中に山が没しています。

高くて尊いものが頭を低くしている様です。

表舞台に立たず、謙虚に進むと物事が上手くいきます。

また、この卦は、男子裸身の卦とも言われています。

謙虚にする、へりくだる、退く


カードが逆位置にある場合には、
覇気がなく、ぐずぐずしているとみます。

第722回  2011年3月15日発行
■ 雷地予 らいちよ 16 ■


イーチャンタロットでは、予(よ)のカードです。

イーチャンタロットの上に易の卦の象意が描かれています。

易では、 雷地予 らいちよ です。

予は、喜び楽しむ事です。

旅行の準備をしているときのように嬉しく楽しい時です。

また、春の訪れの時のように、喜びにあふれる時です。

ただ、気持ちは引き締めて油断大敵です。

楽しむ、怠慢は衰運、喜び、油断大敵、褒めて実力発揮


カードが逆位置にある場合には、
怠慢で油断大敵になり衰運に向かいます。

第723回  2011年3月17日発行
■ 沢雷随 たくらいずい 17 ■


イーチャンタロットでは、随(ずい)のカードです。

イーチャンタロットの上に易の卦の象意が描かれています。

易では、 沢雷随 たくらいずい です。

随は、従う、随行する事です。

沢雷随の時は、独立して物事を行うのではなく、

立派な人に従う時です。

そして、ゆっくりと力を蓄え

臨機応変な対応が良いとされます。

随行、追随、臨機応変、引っ込む、衰える


カードが逆位置にある場合には、
自主性がない時で
何事も慎重にとカードは警告しています。。

第724回  2011年3月24日発行
■ 四柱推命と手相の結果が同じの人 ■


今回のお客様は、素敵な若い女性。

占う内容は、恋愛運。

ご本人は、気が付いていないかもしれませんが、

とっても魅力的。

四柱推命でも、そう出ている。

来月にも早々に、彼氏は出来そうです。

さて、四柱推命では、

30歳が、運の変わり目。

手相でみると、ちょうどその時期に影響線が

運命線に繋がっている。

つまり、四柱推命と手相の内容が同じ結果に。

運命の人に出会う・・・。

そう、占いに来た、貴女、

色々お話ししたけれど、

その部分だけ、忘れないでね、お願い!

第725回  2011年3月26日発行
■ 山風蠱 さんぷうこ 18 ■

イーチャンタロットでは、蠱(こ)のカードです。

イーチャンタロットの上に易の卦の象意が描かれています。

易では、 山風蠱さんぷうこ 18 です。

蠱は、腐敗の事です。

蠱の字をみていただくと、分かると思いますが、

皿の上に3匹の虫が

お互いに食い合っている姿です。

もちろん、タロットカードの絵柄もそのイメージです。

表面がどんなに良く見えても、

中身はどろどろしている様を表しています。

誘惑、混乱、敗れる、崩壊、そして崩壊の後は整頓。


カードが逆位置にある場合には、
崩壊後の事で、整理立ち直りの時とみます。

第726回  2011年3月28日発行
■ 地沢臨 ちたくりん 19 ■

イーチャンタロットでは、臨(りん)のカードです。

イーチャンタロットの上に易の卦の象意が描かれています。

易では、 地沢臨 ちたくりん 19 です。

臨は、臨機応変の臨、臨む(むかう)事です。

ちなみに、勝海舟が幕末に希望に燃えて

太平洋を横断した「咸臨丸」はこの卦からとったものです。


見る(向かう)、大きい、与える、増長


カードが逆位置にある場合には、
衰えてくる時とみます。

第727回  2011年4月1日発行
■ 風地観 ふうちかん 20 ■

イーチャンタロットでは、観(かん)のカードです。

イーチャンタロットの上に易の卦の象意が描かれています。

易では、 風地観 ふうちかん 20 です。

観は、観察するという事、目と心で観るという事です。

風地観の時は、祭祀(さいし)に取り掛かるときのように

誠を持って厳かに事を行えば、人から信頼を受ける時です。


童観(どうかん)、仰観(ぎょうかん)は浅はかな見方
周囲の状況を観る、心の内面を観る、目で見て判断


カードが逆位置にある場合には、
バランスの崩れている時とみます。

第728回  2011年4月7日発行
■ 火雷噬ごう からいぜいごう 21 ■

イーチャンタロットでは、噬ごう(ぜいごう)のカードです。

イーチャンタロットの上に易の卦の象意が描かれています。

易では、 火雷噬ごう からいぜいごう 21 です。

噬ごうは、噛み砕く事をいいます。

火雷噬ごうの時は、障害となるものは、牢に入れてでも

除去せよということです。

何らかの邪魔者が存在しています。


駆け引きをする、喧嘩になる、障害物の除去、飲食の争い


カードが逆位置にある場合には、
駆け引きに負けてしまう時とみます。

第729回  2011年4月10日発行
■ 山火賁 さんかひ 22 ■

イーチャンタロットでは、賁(ひ)のカードです。

イーチャンタロットの上に易の卦の象意が描かれています。

易では、 山火賁 さんかひ 22 です。

賁(ひ)は、飾る事をいいます。

このカードは、太陽が山の彼方に沈む日没寸前

の美しさを表しています。

この美しさは、表面的美しさであって、

内面的、永続的なものではありません。

つまり、大きなことをしてはいけないときで、

見た目だけに

とらわれないようにと促しています。


美しい、光、夕映え、華美、虚栄より中身


カードが逆位置にある場合には、
中身がなく空回りの時とみます。

第730回  2011年4月13日発行
■ 山地はく さんちはく 23 ■

イーチャンタロットでは、はく(はく)のカードです。

イーチャンタロットの上に易の卦の象意が描かれています。

易では、 山地はく さんちはく 23 です。

はく(はく)は、追剥(おいはぎ)のはくで

はぎ取られる事をいいます。

このカードは、塔が崩れてくる様で、

易では、

上爻が山崩れを起こし下まで落ちていく姿です。


危機が迫る、削る、破滅、衰運


カードが逆位置にある場合には、
底が見え、徐々に良くなる時とみます。

※「はく」は、環境依存文字の為、平仮名にしています。